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ドキュメント弁護士―法と現実のはざまで (中公新書)弁護士業の核心をついているとも思えない
男児誘拐殺人事件



情状の余地のない事件。

情状証人の母親でさえ「息子を死刑にしてください。それしか遺族の方に申し訳が立ちません。裁判長,お願いします。」と言うしかなかった。



そして印象深かったのが,弁論要旨の結び。

「被告人の所業が天人ともに許さざるところであり,厳罰に処すことの望む遺族の心情もまた,十分理解します。弁護人の主張はただ一点です。被告の,今なお人間的な誠実さを失っていない心情に鑑み,生あるかぎり,被害者の冥福を祈らせ,贖罪にあたらせることこそ,刑政の本旨に沿うものではないでしょうか。」




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