
心理学とは…
一読してみて、心理学という学問は「すでに分かっていることしか分からない」学問なのだと改めて感じる。
洞察力のある人ならば、ここに書かれていることは、「心理学」的に考えなくても、人間の「心」について考えれば、当然「分かる」ことばかりだろう。逆に言うと、ここに書かれていることを読んで、女性の「心」に「初めて気づいた」という人は、多分、これからも「モテない」だろう。なぜなら、恋愛に限らず、人間関係は常にケース・バイ・ケースの「洞察」が必要だからだ。
それにしても、名門・河出書房(新社)がこのような薄い内容の本を出版しなければならないほど(それで稼がなければいけないほど!)、出版業界の現状が厳しいということなのだろうか…。本の内容よりもそのことが気になった。
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