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日本の「安心」はなぜ、消えたのか 社会心理学から見た現代日本の問題点疑うよりも信じる方が楽だ。
 疑うよりも信じる方が楽だ。

 監視カメラを作り、設置し、その映像をチェックする人を雇い…世の中全体で人を疑ったり怪しんだりすることにに使っている資源や人をすべてもっと前向きなことに使えたらどうだろう。

 ホームセキュリティのコストどころか、鍵をかけてでかける手間もない。

 正直者だらけの集団社会では安心のためのコストがものすごい低い。そのメリットが最大限発揮されたのが日本の高度成長期なんだと山岸氏は言う。契約書を細かいところまで注意しなくても取引先に騙されることはない。会社のために尽くせば、会社も報いてくれる。「安心」がタダのようなものだったからこそ一致団結して日本の高度経済成長のパフォーマンスが発揮できたのだという。

 ところが最近は大企業もメディアも老舗料亭も国の年金ですら信じられない。いつのまに日本はこんな油断ならない社会になってしまったのか。

 むしろ安心できる社会だったのはなぜか。山岸氏の説明では日本人の特質ではなく環境として村社会であった日本は「戦略的に正直な方が得をしたから」と言うことになる。そしてこれからの社会を生きていくには「正直でいましょう」「品格を持ちましょう」といった道徳やモラルではなく、「正直にしておいた方が得だな。」「いい商品を売っておいた方が儲かる」といった商人道こそが大切だと山岸氏さんは説くのだがよくわからない。信じることと疑うことのコストについて考察するのは面白いのだが、高度経済成長は外部要因や日本という国の置...


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