
タイトル通りMOT(技術経営)がよ~くわかった!
MOT(技術経営)という解っているようで、その実、解っていなかった(ことにも気づかされた)対象を、本書でようやくとらえられたことは大きな収穫。
最もありがたかったのは、MOTのスコープ(範囲)とその要素を明確にしてくれた点。
そして、その各要素を進捗段階(ステージ)にしたがって展開されており、現在位置に迷わない構成に助けられ、理解が進みました。
仕事がら、プロジェクトマネジメントについての第6章は非常に参考になりました。
『マネージャーはプロジェクトの「進め方(HOW TO)」ではなくて、「進み方(WHAT TO)」を見ていくことが大切』
この2つの視点をしっかり意識してマネジメントに活かしていきたいものです。
そして、各章に散りばめられた「コラム」。
経験に裏打ちされた情報・提言・疑問の数々は、のっぺりしがちなこのような本にスパイスとして効いており、記憶のフックとしての役割も果たしていました。